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カードローンの基礎知識「金利って何?」
カードローン比較ランキングが提供するカードローンの基礎知識。今回は「金利って何?」です。皆さまの参考になれば幸いです。
- カードローンの基礎知識「金利って何?」
- 「ノーローン」という広告を見たことがあるでしょうか。
雑誌広告によく出ているし、東京ではJR電車の車内広告として貼られていたりするので、目にしたことがある人は少なくないかもしれません。
「ノーローン」とはローンを利用するなという意味のスローガンなどではありません。それどころか、どんどん利用してほしいといっているのです。
「ノーローン」は、シンキという消費者金融が行っている融資に付けられたキャッチフレーズで、利息が付かない、すなわち金利ゼロということを意味しています。
より正確にいうと、シンキのローンでは、一週間は利息が付きません。
たとえば月曜日に借りたとして、次の月曜日に返せばいっさい利息が取られることはありません。
ただし、返済が次の火曜日以降になれば、そこから利息は取られることになります。
その場合、金利はどうなるのかというと、実質年率では4.9%〜18.0%です。ほかの消費者金融と変わるところはありません。しかし、はたして「ノーローン」を利用するお客ばかりだったらどうなるのでしょうか。
シンキという消費者金融は潰れるしかありません。無人契約機を増やしている最中ということで、その設備投資にも莫大な資金を要します。
100万円貸して100万円しか戻ってこない商売だけをやっていて、そんな莫大な資金が生み出せるはずがありません。
「ノーローン」はいってみれば看板のようなものです。一週間できっちり返せない人のほうが多いのを見込んで、あえて「ノーローン」という看板を掲げたのです。
とはいえ、利用する側としたら、どんどん「ノーローン」を利用したらいいです。ただし、一週間で絶対に返せる自信のある人に限ります。
そういう人であれば、ほかで借りるよりは「ノーローン」を利用したほうがはるかにいいです。
JCBカードの「5DAYSキャッシング」でも一万円につき50円の手数料が取られます。それと比べても安いのは明らかです。
金利ゼロ、すなわち利息の付かない借金というのは、借りる側には非常に有り難いに決まっています。
しかし、おカネを貸し付けることをビジネスとしている者にとっては金利ゼロの融資は考えられません。
シンキにしても「ノーローン」だけで商売をしているわけではありません。
そういう意味でいうと、金利とはおカネの値段のようなものだといえます。
おカネの値段といわれてもピンとこない人もいるでしょうけれど、おカネもじつは金融市場で日々、取引されています。
魚や肉、野菜などと同じく市場流通商品なのです。
たとえば、鰯など大衆魚といわれていたものも、いまや値段が高くなっています。
どうしてかといえば、獲れないからです。需要に対して供給が少なければ当然、値段は上がります。
同様に、金利というおカネの値段はおカネの需給関係によって決定されるのが原則です。
おカネを供給する側に比べて、おカネを必要とする需要側のほうがどんどん増えていけば金利も上がります。
逆に、需要は少なくて供給過剰になってくると金利は下がります。
現在の超低金利というのは、政策面のことがあるので需給関係ですべてを説明することはできませんが、明らかに供給過剰、需要不足の状態です。
超低金利時代は、おカネの値段が超安いのだから、それを借りようと思うのは健全な考え方です。
本当にマイホームを必要としていて買い時を狙っているという人にとっては、ローンのうえからは買うための好機ということができます(本来は不動産価格の動向も同時に見極めなければなりませんが)。
参考になさってください。
>> カードローン金利比較ランキング+口コミ(2024年9月)