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実録!カードローン返済法「目標を決める」
カードローン比較ランキングが提供する実録!カードローン返済法。今回は「目標を決める」です。皆さまの参考になれば幸いです。
- 実録!カードローン返済法「目標を決める」
- こちらのコラムでは執筆者の実体験に基づくカードローン、キャッシングによる借金の返済ノウハウについてご案内したいと思います。
さて、「目的」が決まったところで、それを達成するための具体的な数字を決めていきましょう。
数字とは、金額や日にちのことです。これが決まれば行動しやすくなります。
私の場合、自分の「目的」である「お金に縛られない人生を送る」ためには、まず借金を返すことが先決でした。
ただ、自分で解決できる範囲を超えていましたので、専門家の先生にお願いしました。
司法書士の先生がまずしてくださったことは、過払い金請求です。
過払い金請求とは、本来払う必要がないにもかかわらず、これまで払っていたお金の返還を請求することです。私が借金をしていた当時、消費者金融業者の多くは、約30パーセントという高い利息をつけていましたので、払い過ぎていた分を返してもらうよう請求するわけです。
消費者金融などの各債権者との減額交渉は、司法書士の先生が行ってくれます。1社の減額に成功すると、報酬として4万円ほど取られましたが、その結果として500万円あった借金が約400万円まで減額できましたので、そこは費用として割り切りました。
次に毎月の返済額を決めました。ここが、計画を立てるうえで一番重要なところです。
任意整理においては原則3年程度(返済回数36回)、場合によっては5年(返済回数60回)まで可能となっています。
全体の返済額を返済回数で割ると月々の返済額が出ますが、それが現実的なものかを検証していきます。
私の場合は約400万円を36回で割ると月々10万円を超えます。それでは生活が厳しいので、41回にしてもらいました。そうすると10万円内に収まります。
でも、本当にこの金額で大丈夫なのか、不安ですよね。実際にやってみないと分かりません。そこは先生も同じ気持ちです。
そこで、その事務所では、各債権者への支払いがスタートする前に、先生への報奨金を先に支払う仕組みになっていました。
具体的には、報酬金が40万円あったとすると、9万円の支払いを4ヵ月くらいやってみて、返済していけそうか様子を見ます。大丈夫そうであれば、残りの金額を借金に合算して、そこから毎月支払っていくことになります。
借金を返済したい人はもちろん、お金を貯めたい人も、目標金額と期間とを考慮して、まずは一度仮の計画を設定してみてください。
金額が多ければ短期間で済みますが、急変した生活に自分がついていけるかどうか分かりません。続かなくなっては何の意味もありませんので、ぜひ継続できる金額にしてください。
少なければ少ないで、時間がかかります。途中で修正できますので、実際にやりながら金額を調整していけばいいでしょう。
さて、これで「いつまでに」「いくら」返済していくのかが決まりました。これが目標になるわけです。
その内容を表にして司法書士事務所から私のところに送られてきたのが「弁済計画シート」というものでした。縦に返済回数と返済日、横に各債権者の名前と債権額合計が並んでいます。
ここで重要なことは、目に見える形になっていることです。私はたったA4一枚の「弁済計画シート」で、3年後に達成したい「目標」を手に入れることができました。
いまでもこのシートを持っていますが、借金返済中は肌身離さず手帳に挟んで持ち歩き、毎日の原動力にしていました。
それほど目で見える「目標」の効果は大きいのです。
ぜひあなたにも、この効果を実感していただきたいと思います。
参考になさってください。
<次回に続く>
ファイナンシャルカウンセラー
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